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ストレスとモチベーション

クボサヤカ

先だって、ストレスに関するセルフケア研修のご依頼を頂きました。


「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に定められている4つのケアのうちの1つがセルフ研修。王道は、ストレスに気づいて、セリエさんの話をして、NIOSHの職業性ストレスモデルの説明をして、ストレスマネジメントの話としてリラクゼーションや、ストレッチ、深呼吸etcを薦める、自分の不調に気付いたら早期受診。


それは、分かるんですけどね。その通りだと思う。

でも、何だか腑に落ちなかったんです。

確かに、このケアが必要な人や必要な時もある。コロナちゃんに関する今のストレス状態は、リラクゼーションを積極的に取り入れた方が良いと思います。


でも、組織で働く全員に、セルフケアの内容を説明するだけでは、足りない気がします。


職業性ストレスモデルでは、ストレス要因として「役割の不明確さ」「仕事の量的負荷」「仕事のコントロール」等、マネジメントや仕事のやり方に大きく関わっている要因が挙げられています。この要因は、ストレス要因だけでなく、仕事の成果を出すことや達成や生産性、効率性を阻む弊害そのものです。


組織全体の問題として、ストレスだけに着目するのは片手落ち。

ストレスの先に、モチベーションや個人・組織の成長があると考えると、ちょっとすっきりしてきました。




今回ご依頼いただいた企業では、一人ひとりにモチベーションカーブを描いてもらい、ここ数か月の自分のモチベーションや調子を振り返ってもらいました。カーブを描くことで、自分がどんな時にアガり、どんな時に下がるのか知ることが出来ます。


出来れば、上司には、組織の戦略の方向性と部下の⤴方向性が近づくように、マネジメントして欲しい。ラインケア研修ではそんなことをお伝えしたいなーと思っています。




久々に自分のモチベーションカーブを描いてみたら、意外と悪くなかったのも1つの発見。1月2月、頑張ったよ・・・じぶん。




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